ふたりナビ みなと先生のくらしガイド Vol.33
「火災保険、入ってる?」――新居に必要な保険を知る
今号のポイント
- 賃貸でも火災保険(家財+借家人賠償)は必須
- 地震保険は火災保険とセット。地震による火災は火災保険では補償されない
- 地震保険料は年末調整で所得控除の対象
こんにちは。くらしアドバイザーのみなと先生です。
新居に引っ越す際、火災保険の加入は必須です。特に地震大国の日本では地震保険の検討も欠かせません。賃貸・持ち家それぞれのポイントをお伝えします。
Q1.「賃貸の場合、火災保険は何に入ればいいですか?」
新婚さん「賃貸契約で火災保険に加入するよう言われましたが、何を選べばいいですか?」
みなと先生「賃貸の火災保険で重要なのは3つの補償です [1]」
| 補償 | 内容 | なぜ必要か |
|---|---|---|
| 家財保険 | 家具・家電・衣類等の損害を補償 | 火事や水漏れで家財が損害を受けた場合 |
| 借家人賠償責任保険 | 大家さんへの損害賠償 | 部屋を損傷させた場合の原状回復費用 |
| 個人賠償責任保険 | 日常生活での他人への賠償 | 水漏れで階下の部屋を損傷させた場合等 |
みなと先生「賃貸契約時に不動産会社が指定する保険は割高な場合があるので、自分で選んで加入することもできます [1]。年間4,000〜8,000円程度が相場です」
Q2.「家財保険の保険金額はいくらに設定すべきですか?」
新婚さん「保険金額の目安を教えてください」
みなと先生「世帯の家財総額の目安があります [2]」
| 世帯構成 | 家財総額の目安 |
|---|---|
| 二人暮らし(20代) | 400〜600万円 |
| 二人暮らし(30代) | 600〜800万円 |
| 家族3人以上 | 800〜1,200万円 |
みなと先生「ただし高額な家財がなければ300〜500万円程度で十分な場合も多いです [2]。自分の家財をざっと棚卸しして決めましょう」
Q3.「地震保険は必要ですか?」
新婚さん「地震保険は入った方がいいですか?」
みなと先生「日本に住む以上、地震保険の加入は強くおすすめします [3]」
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 加入方法 | 火災保険とセット(単独加入不可) |
| 補償範囲 | 地震・噴火・津波による損害 |
| 保険金額 | 火災保険の30〜50%(上限: 建物5,000万円、家財1,000万円) |
| 保険料 | 地域・建物構造で異なる |
| 運営 | 政府が再保険を引き受ける公的制度 |
みなと先生「重要な点として、地震が原因の火災は火災保険では補償されません [3]。地震保険に入っていないと、地震による火災で家財を失っても保険金が出ません」
Q4.「持ち家の場合の火災保険はどう選びますか?」
新婚さん「マイホーム購入を予定しています。火災保険の選び方は?」
みなと先生「持ち家の火災保険は建物+家財の両方に加入します [4]」
| 補償内容 | 必須度 |
|---|---|
| 火災・落雷・爆発 | 必須 |
| 風災・雹災・雪災 | 必須 |
| 水災(洪水・土砂崩れ) | ハザードマップで判断 |
| 盗難 | おすすめ |
| 水漏れ(漏水) | おすすめ(特にマンション) |
| 破損・汚損 | 任意 |
みなと先生「水災補償はハザードマップを確認して判断しましょう [4]。浸水リスクが低い高台のマンション上層階なら外して保険料を抑えることもできます」
Q5.「地震保険料の所得控除について教えてください」
新婚さん「地震保険料が年末調整で控除できると聞きました」
みなと先生「はい、地震保険料控除として所得控除の対象になります [5]」
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 控除上限額(所得税) | 50,000円 |
| 控除上限額(住民税) | 25,000円 |
| 対象 | 居住用の建物・家財に対する地震保険料 |
| 手続き | 年末調整で地震保険料控除証明書を提出 |
みなと先生「地震保険料が年間5万円の場合、所得税率20%の方なら年間約1.5万円の節税になります [5]。証明書は秋頃に保険会社から届きます」
まとめ
- 賃貸: 家財+借家人賠償+個人賠償の3点セットで加入
- 地震保険: 火災保険とセットで加入。地震による火災は火災保険では補償されない
- 持ち家: 建物+家財に加入。水災補償はハザードマップで判断
- 節税: 地震保険料は年末調整で所得控除(最大5万円)