ふたりナビ みなと先生のくらしガイド Vol.23
「ふるさと納税、夫婦で倍お得?」――二人で賢く活用する方法
今号のポイント
- 夫婦で各自申し込めば控除枠が2倍
- 自己負担は1人2,000円。返礼品は寄付額の3割以下
- ワンストップ特例は5自治体まで。住所変更時は届出必須
こんにちは。くらしアドバイザーのみなと先生です。
ふるさと納税は実質自己負担2,000円で各地の特産品がもらえるお得な制度です。結婚して世帯の収入が増えると控除枠も大きくなります。夫婦で賢く活用する方法をお伝えします。
Q1.「ふるさと納税の仕組みを教えてください」
新婚さん「ふるさと納税はどういう仕組みですか?」
みなと先生「ふるさと納税は好きな自治体に寄付をすると、寄付額から2,000円を引いた額が所得税・住民税から控除される制度です [1]」
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 仕組み | 自治体に寄付 → 返礼品を受取 → 税金が控除される |
| 自己負担 | 年間2,000円(控除上限額内の場合) |
| 返礼品 | 寄付額の30%以下の地場産品 |
| 控除対象 | 所得税(還付)+ 住民税(翌年度の減額) |
みなと先生「例えば年収500万円の方が5万円寄付すると、48,000円が税控除され、自己負担は2,000円。さらに15,000円相当の返礼品がもらえます [1]」
Q2.「夫婦で利用する場合のポイントは?」
新婚さん「夫婦で利用するとお得になりますか?」
みなと先生「はい。夫婦それぞれが自分名義で申し込むことで、控除枠が実質2倍になります [2]」
| 世帯の状況 | 夫の控除上限 | 妻の控除上限 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 夫:年収600万円、妻:年収400万円 | 約77,000円 | 約42,000円 | 約119,000円 |
| 夫:年収500万円、妻:年収300万円 | 約61,000円 | 約28,000円 | 約89,000円 |
注意点:
- 寄付は本人名義で申し込む必要あり(夫名義で妻の控除は使えない)
- 控除上限額はその年の所得で決まる
- 配偶者が扶養に入っている場合は配偶者の控除枠はない
Q3.「控除上限額はどうやって調べますか?」
新婚さん「自分の控除上限額が分かりません」
みなと先生「3つの方法があります [1][3]」
| 方法 | 精度 | 手軽さ |
|---|---|---|
| ふるさと納税サイトのシミュレーター | 高い | 簡単(年収・家族構成を入力) |
| 総務省の早見表 | 目安 | 簡単(年収別の一覧表) |
| 税理士に相談 | 最も正確 | 副業・不動産所得がある場合に推奨 |
みなと先生「結婚した年は配偶者控除の適用有無で控除上限額が変わります [3]。シミュレーターを使う際は、配偶者控除を考慮した設定にしてください」
Q4.「ワンストップ特例制度とは何ですか?」
新婚さん「確定申告しなくても控除を受ける方法はありますか?」
みなと先生「ワンストップ特例制度を使えば確定申告は不要です [4]」
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 条件 | 寄付先が5自治体以内、かつ確定申告が不要な方 |
| 手続き | 寄付のたびに申請書と本人確認書類を自治体に送付 |
| 期限 | 翌年1月10日必着 |
| 効果 | 全額が翌年度の住民税から控除 |
みなと先生「結婚で住所や氏名が変わった場合は、変更届出書を寄付先の自治体に提出する必要があります [4]。届出を忘れると控除が受けられなくなるので要注意です」
Q5.「結婚した年のふるさと納税で気をつけることは?」
新婚さん「今年結婚したのですが、何か注意点はありますか?」
みなと先生「結婚した年に特有の注意点をまとめます [3][5]」
注意1: 控除上限額が変わる可能性
- 配偶者控除・配偶者特別控除が適用されると、所得控除が増えて課税所得が減り、控除上限額が下がる
注意2: ワンストップ特例の住所変更届出
- 結婚前に寄付してワンストップ特例を申請していた場合、住所・氏名の変更届出を各自治体に提出
注意3: 寄付の名義
- ふるさと納税は本人名義で行う。家族名義で寄付しても控除は受けられない
注意4: 返礼品の選び方
- 二人暮らしになるので食品の量に注意。冷凍庫のスペースを確認してから注文
まとめ
- 夫婦で活用: 各自名義で申し込めば控除枠が2倍に
- 控除上限額: シミュレーターで確認。結婚年は配偶者控除を考慮
- ワンストップ特例: 5自治体以内なら確定申告不要。住所変更届出を忘れずに
- 結婚年の注意: 控除上限額の変動、名義、住所変更届出