ふたりナビ みなと先生のくらしガイド Vol.25
「NISAって夫婦で使えるの?」――新NISA活用で非課税投資3,600万円
今号のポイント
- 1人年間360万円、生涯1,800万円の非課税枠
- 夫婦各自で口座を開設すれば合計3,600万円
- つみたて投資枠+成長投資枠の併用で柔軟に運用
こんにちは。くらしアドバイザーのみなと先生です。
2024年から新しいNISA制度がスタートしました。非課税枠が大幅に拡大され、夫婦で活用すれば最大3,600万円を非課税で運用できます。
Q1.「新NISAの仕組みを教えてください」
新婚さん「新NISAは旧NISAとどう違うんですか?」
みなと先生「新NISAは2つの投資枠を併用できる恒久的な制度です [1]」
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
| 非課税保有期間 | 無期限 | 無期限 |
| 対象商品 | 金融庁が認めた投資信託 | 上場株式、投資信託等 |
| 生涯投資枠 | 合計1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで) |
みなと先生「旧NISAとの最大の違いは非課税期間が無期限になったことと、つみたてと成長の併用が可能になったことです [1]。売却すれば翌年に非課税枠が復活する点も大きなメリットです」
Q2.「夫婦で活用するとどれくらいお得ですか?」
新婚さん「夫婦で使うメリットを教えてください」
みなと先生「NISAは個人単位の制度なので、夫婦それぞれが口座を開設できます [2]」
| 項目 | 1人 | 夫婦合計 |
|---|---|---|
| 年間投資枠 | 360万円 | 720万円 |
| 生涯投資枠 | 1,800万円 | 3,600万円 |
みなと先生「仮に夫婦で毎月各10万円(合計20万円)を年利5%で20年間積み立てると、投資元本4,800万円に対して運用益は約3,400万円。通常ならこの運用益に約20%(約680万円)の税金がかかりますが、NISA口座なら非課税です [2]」
Q3.「初心者はどう始めればいいですか?」
新婚さん「投資が初めてなのですが、何を買えばいいですか?」
みなと先生「初心者にはまずつみたて投資枠から始めるのがおすすめです [3]」
初心者向けのステップ:
- 証券口座を開設(ネット証券が手数料安くておすすめ)
- つみたて投資枠で毎月定額の積立設定
- 商品は全世界株式インデックスファンドが人気
- 慣れてきたら成長投資枠で個別株や他の商品も検討
| おすすめの商品タイプ | 特徴 |
|---|---|
| 全世界株式インデックス | 世界中の株式に分散投資。長期で安定的な成長 |
| S&P500インデックス | 米国の大型株500社に投資 |
| バランス型ファンド | 株式と債券を組み合わせ。リスクを抑えたい方向け |
Q4.「iDeCoとNISA、どちらを優先すべきですか?」
新婚さん「iDeCoとNISA、両方やった方がいいですか?」
みなと先生「予算に余裕があれば両方活用が理想ですが、優先順位をつけるなら [4]」
| 優先順位 | 条件 | おすすめ |
|---|---|---|
| 1 | まず生活防衛資金を確保 | 預貯金で生活費6ヶ月分 |
| 2 | 節税メリットを最大化したい | iDeCo(掛金全額所得控除) |
| 3 | 柔軟に引き出したい | 新NISA(いつでも売却可能) |
| 4 | 両方余裕がある | iDeCo + NISAを併用 |
みなと先生「結婚直後は住宅購入や出産などまとまった出費の可能性があります [4]。60歳まで引き出せないiDeCoより、いつでも売却できるNISAを先に始めるのも合理的な判断です」
Q5.「NISA口座を開設する際の注意点は?」
新婚さん「口座開設で気をつけることはありますか?」
みなと先生「いくつかの注意点があります [1][5]」
| 注意点 | 詳細 |
|---|---|
| 1人1口座 | NISA口座は1つの金融機関にしか開設できない |
| 金融機関の変更 | 年単位で変更可能だが手続きに時間がかかる |
| 口座名義 | 本人名義のみ。配偶者の名義で運用はNG |
| 損益通算不可 | NISA口座の損失は他の口座と損益通算できない |
| 確定申告不要 | NISA口座の利益は確定申告不要 |
みなと先生「金融機関選びは重要です。ネット証券は手数料が安く商品数が多いですが、対面相談ができる銀行や証券会社にもメリットがあります [5]。夫婦で別の金融機関にすることも可能です」
まとめ
- 非課税枠: 1人年360万円、生涯1,800万円。夫婦で3,600万円
- 始め方: つみたて投資枠で全世界株式インデックスから
- iDeCoとの使い分け: 柔軟性重視ならNISA、節税重視ならiDeCo
- 口座開設: 1人1口座。ネット証券が手数料安い