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Vol.36保険・年金

遺族年金の基礎知識

遺族基礎年金・遺族厚生年金の受給条件と金額、中高齢寡婦加算、共働き・片働きでの受給例を分かりやすく解説

4分で読めます
みなと先生くらしアドバイザー

参考文献 5·Q&A 5問収録

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今号のポイント

  1. 1遺族基礎年金は「子のある配偶者」または「子」が受給対象。子がいない配偶者は受給できない
  2. 2遺族厚生年金は厚生年金加入者の遺族が対象。子がいなくても30歳以上の妻は終身受給
  3. 3必要な死亡保障額=遺族の生活費−遺族年金。年金を踏まえて保険を設計する

ふたりナビ みなと先生のくらしガイド Vol.36

「万が一のとき、年金はもらえる?」――遺族年金のしくみ

今号のポイント

  1. 遺族年金は「遺族基礎年金」+「遺族厚生年金」の2種類
  2. 子がいない妻でも遺族厚生年金は受給できる(条件あり)
  3. 遺族年金を知ると、生命保険の必要額が見えてくる

こんにちは。くらしアドバイザーのみなと先生です。

結婚して家族ができると、万が一のときの備えを考える必要があります。まず知っておくべきは公的な遺族年金の仕組みです。これを理解してから生命保険を検討すると、合理的な判断ができます。

Q1.「遺族年金にはどんな種類がありますか?」

新婚さん「遺族年金の種類を教えてください」

みなと先生「大きく2種類あります [1]」

種類対象受給要件
遺族基礎年金国民年金加入者の遺族子のある配偶者または
遺族厚生年金厚生年金加入者の遺族配偶者、子、父母、孫、祖父母

みなと先生「ここでいう**『子』とは、18歳到達年度末(高校卒業まで)の子、または20歳未満で障害等級1・2級の子のことです [1]。遺族基礎年金は子がいない配偶者は受給できない**点に注意してください」

Q2.「遺族年金はいくらもらえますか?」

新婚さん「具体的な金額を教えてください」

みなと先生「それぞれの年金額の目安です [2]」

年金年額(2025年度)
遺族基礎年金(配偶者+子1人)105万円(816,000円+234,800円)
遺族基礎年金(配偶者+子2人)128万円
遺族厚生年金(平均年収500万円・加入20年の場合)40〜50万円
合計の目安(会社員・子1人)145〜155万円(月約12〜13万円)

みなと先生「会社員の夫が亡くなった場合、子が1人いれば月額約12〜13万円の遺族年金が受け取れます [2]。ただし子が高校を卒業すると遺族基礎年金は終了します」

Q3.「子がいない場合はどうなりますか?」

新婚さん「まだ子どもはいません。夫に万が一があったら?」

みなと先生「夫が会社員の場合と自営業の場合で異なります [3]」

夫の職業子なしの妻が受給できる遺族年金
会社員(厚生年金)遺族厚生年金のみ(年40〜50万円程度)
自営業(国民年金のみ)受給できない(遺族基礎年金は子が要件)
妻の年齢遺族厚生年金の受給期間
30歳未満(子なし)5年間のみ
30歳以上終身
40〜64歳(子なし)終身+中高齢寡婦加算(年約61万円の加算)

みなと先生「自営業の夫で子どもがいない場合、妻は遺族年金を一切受給できません [3]。この場合は生命保険での備えがより重要になります」

Q4.「遺族年金と生命保険の関係は?」

新婚さん「遺族年金がもらえるなら生命保険は不要ですか?」

みなと先生「遺族年金だけでは足りない部分を生命保険で補います [4]」

項目金額の目安(子1人・会社員の場合)
遺族の年間生活費約300〜400万円
遺族年金(年額)約150万円
不足額(年額)約150〜250万円
不足額×必要年数(20年)3,000〜5,000万円
その他の備え(貯蓄・退職金等)▲1,000〜2,000万円
→ 生命保険で備える額1,000〜3,000万円

みなと先生「計算式は必要保障額=遺族の生活費−遺族年金−貯蓄等です [4]。遺族年金の受給額を知らずに保険を契約すると、保険料の払いすぎになることがあります」

Q5.「共働きの場合の遺族年金はどうなりますか?」

新婚さん「私たちは共働きです。遺族年金で注意すべきことはありますか?」

みなと先生「共働きの場合は、お互いに遺族厚生年金の対象になります [5]」

ケース遺族年金の状況
妻が亡くなった場合夫は遺族基礎年金(子がいる場合)を受給可能。遺族厚生年金は55歳以上が条件
夫が亡くなった場合妻は遺族基礎年金+遺族厚生年金を受給可能
自分の厚生年金と遺族厚生年金が両方ある場合65歳以降は自分の老齢厚生年金が優先。差額分のみ遺族厚生年金として受給

みなと先生「共働きでは夫の遺族年金が手薄になりがちです [5]。夫が55歳未満で子がいない場合、妻が亡くなっても遺族厚生年金は受給できません。共働き夫婦はお互いに保険をかけることを検討してください」

まとめ

  1. 2種類: 遺族基礎年金(子が必要)+遺族厚生年金(会社員の遺族が対象)
  2. 金額: 会社員・子1人で月約12〜13万円。子がいないと大幅に減る
  3. 保険設計: 必要保障額=生活費−遺族年金−貯蓄。遺族年金を知ってから保険を決める
  4. 共働き: 夫の遺族年金は制限が多い。双方の保障を検討する

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※ この記事は一般的な行政手続き・制度情報の提供を目的としています。個別の状況により適用条件が異なる場合がありますので、詳細はお住まいの自治体窓口にご確認ください。

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