ふたりナビ みなと先生のくらしガイド Vol.50
「結婚式、いくらかかるの?」――費用の内訳と賢い節約法
今号のポイント
- 結婚式の総額平均は303万円だが、ご祝儀を差し引いた自己負担額は平均150〜180万円
- 費用の大きなウェイトを占める料理・衣装・写真で節約の工夫が効く
- 少人数婚やフォト婚など多様なスタイルで費用を抑えつつ満足度の高い結婚式が可能
こんにちは。くらしアドバイザーのみなと先生です。
結婚が決まるとまず気になるのが結婚式の費用です。「平均303万円」と聞くとドキッとしますが、実際の自己負担額は全く違います。
今回は、結婚式の費用の内訳と、無理なく準備するための節約法をお伝えします [1][2]。
Q1.「結婚式は平均いくらかかりますか?」
新婚さん「結婚式って平均300万円以上かかるって本当ですか?そんなにお金出せるか不安です」
みなと先生「ゼクシィの調査によると、結婚式(挙式・披露宴)の総額平均は約303万円です [1]。ただし、これは総額であって自己負担額ではありません」
費用の内訳:
| 項目 | 平均費用 | 割合 |
|---|---|---|
| 料理・飲物 | 約100〜120万円 | 約35% |
| 衣装(新婦) | 約45〜55万円 | 約15% |
| 写真・映像 | 約35〜45万円 | 約12% |
| 装花・会場装飾 | 約20〜30万円 | 約8% |
| 引出物・引菓子 | 約25〜35万円 | 約10% |
| 挙式料 | 約30〜40万円 | 約10% |
| その他(招待状、司会等) | 約30万円 | 約10% |
みなと先生「ここからご祝儀と親族からの援助を差し引くと、実際の自己負担額が見えてきます [1][2]」
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 総額平均 | 約303万円 |
| ご祝儀平均 | 約180万円(ゲスト60名の場合) |
| 親族からの援助 | 約70万円(援助がある場合) |
| 自己負担額の目安 | 約50〜150万円 |
新婚さん「自己負担は150万円くらいなんですね。それなら何とかなりそうです」
Q2.「自己負担額を正確に計算するにはどうすればいいですか?」
新婚さん「自分たちの場合、自己負担がいくらになるか知りたいです」
みなと先生「自己負担額は以下の計算式で見積もれます [2][3]」
計算式:
自己負担額 = 総額 − ご祝儀 − 親族援助
ご祝儀の見積もり方:
| ゲストの属性 | 1人あたりのご祝儀相場 |
|---|---|
| 友人 | 3万円 |
| 上司・恩師 | 3〜5万円 |
| 親族(夫婦) | 5〜10万円 |
| 同僚 | 3万円 |
みなと先生「たとえばゲスト60名の場合の計算例です」
| 内訳 | 人数 | 単価 | 小計 |
|---|---|---|---|
| 友人 | 30名 | 3万円 | 90万円 |
| 親族(夫婦単位) | 10組 | 7万円 | 70万円 |
| 会社関係 | 10名 | 3万円 | 30万円 |
| ご祝儀合計 | 約190万円 |
新婚さん「ゲストの人数で大きく変わるんですね」
みなと先生「はい。ゲストを増やすと総額は上がりますが、ご祝儀も増えるので自己負担はそこまで変わらないというのがポイントです [2]。逆に少人数にすると総額は減りますが、ご祝儀も減ります。ただし1人あたりの単価を下げやすいので、少人数の方が自己負担を抑えやすい傾向はあります」
Q3.「費用を抑えるコツを教えてください」
新婚さん「できるだけ費用を抑えたいです。どこを節約できますか?」
みなと先生「節約のコツは**"ゲストに直接関わる部分は削らず、見えにくい部分で工夫する"**ことです [1][3]」
削ってOKな項目:
| 項目 | 節約方法 | 節約額の目安 |
|---|---|---|
| ペーパーアイテム | 招待状・席次表を手作りまたはWeb招待状に | 5〜10万円 |
| 映像演出 | 自作ムービー(テンプレート活用) | 10〜20万円 |
| プチギフト | 手作りや通販で調達 | 2〜5万円 |
| 装花 | 造花やグリーン中心に変更 | 5〜15万円 |
| 衣装 | お色直しを1回に、レンタル比較 | 10〜20万円 |
削らない方がいい項目:
| 項目 | 理由 |
|---|---|
| 料理・飲物 | ゲストの満足度に直結。ケチると印象が悪い |
| 写真(プロ撮影) | 一生の記念。後悔する人が最も多い項目 |
| ゲストの交通費・宿泊費 | 遠方ゲストへの配慮は礼儀 |
新婚さん「どの時期に挙式するかでも費用は変わりますか?」
みなと先生「はい。オフシーズンや仏滅を選ぶと大幅な割引があります [3]」
| 条件 | 割引の目安 |
|---|---|
| 1〜2月・7〜8月(閑散期) | 総額の10〜30%オフ |
| 仏滅・赤口 | 10〜20%オフ |
| 平日挙式 | 20〜40%オフ |
| ナイトウエディング | 10〜20%オフ |
Q4.「少人数婚やフォト婚について教えてください」
新婚さん「大きな結婚式にこだわりはありません。他の選択肢はありますか?」
みなと先生「最近は多様な結婚式のスタイルが増えています [1][4]」
| スタイル | 人数 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 大規模披露宴 | 60〜100名 | 250〜400万円 | 伝統的、ご祝儀でカバーしやすい |
| 少人数婚 | 10〜30名 | 50〜150万円 | 親族中心、アットホーム |
| レストランウエディング | 20〜50名 | 80〜200万円 | 料理重視、カジュアル |
| フォト婚(フォトウエディング) | 2人 | 5〜30万円 | 写真だけ。式は挙げない |
| リゾート婚 | 10〜30名 | 100〜250万円 | 旅行を兼ねて |
| 会費制パーティー | 30〜80名 | ゲスト会費1.5〜2万円 | カジュアル、自己負担を抑えやすい |
新婚さん「フォト婚なら5万円からできるんですね!」
みなと先生「はい。フォト婚は費用を大幅に抑えつつ、一生の記念写真を残せる人気の選択肢です [4]。ドレス・タキシードのレンタル込みのプランが多く、チャペルやロケーションでの撮影も可能です」
少人数婚のメリット:
- ゲスト一人ひとりとゆっくり話せる
- 準備の負担が少ない
- 料理やおもてなしにお金をかけやすい
- アットホームな雰囲気になりやすい
Q5.「結婚式の費用はどうやって準備すればいいですか?」
新婚さん「結婚式の費用をどうやって貯めればいいですか?」
みなと先生「結婚式の費用準備は計画的に進めることが大切です [2][5]」
費用準備のスケジュール:
| 時期 | やること |
|---|---|
| 12ヶ月前 | 予算の上限を決める。貯蓄目標を設定 |
| 10ヶ月前 | 式場見学開始。見積もりを複数取る |
| 8ヶ月前 | 式場決定。内金(5〜20万円)を支払う |
| 3ヶ月前 | 中間金(総額の30〜50%)の支払い |
| 1ヶ月前 | 最終見積もり確定 |
| 挙式後 | 残金の支払い(ご祝儀で充当可能な場合も) |
みなと先生「支払いのタイミングで重要なポイントがあります [5]」
注意すべき支払いタイミング:
| パターン | 内容 | 対策 |
|---|---|---|
| 前払い式場 | 挙式前に全額支払い。ご祝儀が使えない | 貯蓄で全額用意する必要あり |
| 後払い式場 | 挙式後に支払い。ご祝儀で充当可能 | 自己負担分だけ事前に用意 |
| 分割払い | 内金→中間金→残金の分割 | 最も多いパターン |
新婚さん「前払いの場合はご祝儀が間に合わないんですね」
みなと先生「そうなんです。式場を選ぶ際に支払い条件を必ず確認してください。前払いの場合はブライダルローンという選択肢もありますが、金利がかかるので慎重に判断しましょう [5]」
費用準備のコツ:
- 結婚式専用の口座を作って毎月積み立て
- 親族からの援助が見込める場合は早めに相談
- 結婚新生活支援事業(Vol.1参照)など補助金も活用
- 見積もりは必ず3社以上で比較。値引き交渉も可能
まとめ
結婚式の費用と準備のポイントを整理します。
- 総額平均303万円だが、自己負担は50〜150万円が現実的なライン
- 節約は"ゲストに見えない部分"で工夫。料理と写真は削らない
- 少人数婚・フォト婚など多様な選択肢がある。ふたりに合ったスタイルを選ぶ
- 支払いタイミングを事前に確認。前払い式場ではご祝儀が間に合わない場合がある